東京芸術大学大学院修士課程（デザイン専攻）について

東京芸術大学大学院修士課程（デザイン専攻）について

こんにちは。

今国公立美術大学のデザイン科に通っているものです。

最近大学院に興味を持っています。今は地方の美大なのですが、実家も近いことも

あり、関東の美大の大学院に通えたら、と最近思う様になりました。

多摩美、武蔵美の大学院に興味もありますが、経済的に無理なので芸大、の大学院に

興味があります。



実際に大学院に通うということでのメリット、デメリットなどありましたら教えて欲しいです。

また実際に美大の大学院に通っている方が居たら教えて頂けるとありがたいです。

デザイン科なので４年間卒業したらすぐに就職という人がほとんどですが、

自分としてはもう少し深く勉強したいなと思っています。



よろしくお願いします。

私大を卒業→一年就職→芸大大学院→大手広告代理店就職という人を知っていますが

よほどの大手でないと大学院卒というのは就職の際にみとめてもらいづらいような気がします。

深く勉強して、そのまま大学に残り、ゆくゆくは助手、助教授となりたいのであればとめませんが、教えている側の人間も

メーカーに勤務していたとか自分で事務所をもっているとか実績があるひとがほとんどです。（デザインの場合）

よいところに就職できればよいのですが、個人的には早く実務経験をつんだほうがよいかと思います。

デザインというのは、現場でケーススタディーを多く経験してこそナンボですので、4年で卒業したらすぐに現場につくのがいいといわれています。なぜならば、デザインの発想力というのに限界があるからです。

若いうちは沢山沸いてでてきますが、一部の天才といわれる人を除くとほとんどの人が枯渇してしまいます。

ですからデザインということを生業にして仕事をしたければそれまでに地盤を作らなければ生きていけないといいます。たとえば若い時は花形のクリエイティブにいたとしても40台でディレクターになるとか。（これは某大手広告代理店に就職した先輩が言っていました。）

その中で、大学院への進学を希望するということは、学者になりたいか、教職目的か、もしくはモラトリアムの延長です。

デザインの学者というのは聞いたことがありません。

修士に行ってデザインの勉強って・・・何か新しい世界が待ってるわけれもなくホント、学部の延長でしかないです。

デザインを深く学ぶのであれば、社会に出た方がよっぽど学べます。



ちなみに芸大の大学院は他大学からの合格者はほとんどいません。（稀に数名。）

芸大の大学院に行きたければ、学部から上がらないと難しいようですです。（学歴ロンダリングを毛嫌いする人が多いので。）